オルゾフ天使(スタンダード)のデッキ解説記事です。
サンプルデッキ
8 平地 (SNC) 263
4 沼 (SNC) 267
1 軍団の天使 (ZNR) 23
4 陽光昇りの小道 (ZNR) 259
4 正義の戦乙女 (KHM) 24
2 憑依の航海 (KHM) 98
3 ファーヤの報復 (KHM) 210
4 若年の戦乙女 (KHM) 382
3 消失の詩句 (STX) 244
2 フロスト・ドラゴンの洞窟 (AFR) 253
2 目玉の暴君の住処 (AFR) 258
2 シガルダ教の救済者 (MID) 34
2 忘れられた大天使、リーサ (MID) 232
4 砕かれた聖域 (VOW) 264
2 安全の加護 (SNC) 4
3 華やいだエルズペス (SNC) 11
4 希望の源、ジアーダ (SNC) 14
4 鼓舞する監視者 (SNC) 18
2 聖域の番人 (SNC) 30
サイドボード
3 軍団の天使 (ZNR) 23
どんなデッキ
オルゾフ天使は、オルゾフカラー(白黒)で構成されたデッキだ。《希望の源、ジアーダ》や《正義の戦乙女》から天使クリーチャーを展開していく。オルゾフカラーにすることで、《忘れられた大天使、リーサ》などを採用でき、《消失の詩句》などの除去呪文も使うことができる。強化された天使軍団で相手を倒そう。
キーカード
《希望の源、ジアータ》
《正義の戦乙女》
《忘れられた大天使、リーサ》
プレイング方法・戦略など
《希望の源、ジアータ》や《正義の戦乙女》といった天使クリーチャーシナジーを持ったカードから各種天使を展開していくのが基本となる。
《希望の源、ジアータ》は2マナ2/2警戒・飛行とゆうスペックに加えて、『あなたがコントロールしていてこれでないすべての天使は、あなたがすでにコントロールしている天使1体につき1個の+1/+1カウンターが追加で置かれた状態で戦場に出る。』という能力を持っている。天使が増えれば増えるほど、後続の天使のサイズが大きくなるため、このカードを処理されなければサイズで圧倒できるだろう。
当然相手は《希望の源、ジアータ》の除去を狙ってくるが、《忘れられた大天使、リーサ》や《シガルダ教の救済者》がそれを許さない。《忘れられた大天使、リーサ》が場にいれば、死亡しても終了ステップの開始時に手札に戻ってくるので、先に《忘れられた大天使、リーサ》を処理する必要がでてくる。《シガルダ教の救済者》は場に出た時の誘発能力により、墓地から2マナ以下のクリーチャーを場に出すこともできるので、除去1枚だけでは機能不全を起こしにくくなっている。
《正義の戦乙女》は天使を場に出すだけでタフネス分ライフを回復するため、ライフを高水準で保つことができる。アグロ系の早いデッキに対してライフを維持しやすい他、初期ライフより7点以上多くなれば自軍の全クリーチャーのサイズアップができる。
《華やいだエルズペス》はマイナス能力により、3マナ以下のクリーチャーを盾カウンターを置いた状態で場に出すことができる。キーカードである《希望の源、ジアータ》や《正義の戦乙女》はどちらも3マナ以下と相性が良く、盾カウンターにより除去耐性付与できるためこのデッキにフィットしている。
天使クリーチャーのタフネスは高めなので《食肉鉤虐殺事件》でまとめて処理されにくいのはメリット。とはいえ、《告別》などの全体除去も環境に存在するため気を付けたい。
キープ基準
《希望の源、ジアータ》か《若年の戦乙女》といった2マナクリーチャーからマナカーブに沿ってプレイしていきたい。土地は3-5枚でキープしたい。
このデッキの弱点
ややマナカーブが重くもっさりしやすいので注意。また、《軍団の天使》を有効活用するためにBO1でもきちんとサイドボードは設定しよう。
オルゾフ天使を握っています
現環境は多色カードが多いので、除去を消失の詩句のみに頼るのではなく、ナヤルーンの樹海の自然主義者やオルゾフミッドレンジの婚礼の発表、採用率の高い鏡割りの寓話を見れる断割や大群への給餌、インスタントでクリーチャーを破壊できる運命的不在を散らしてみてはどうでしょう。
重すぎて仕事をする機会が少ない憑依の航海や、
最速でジアーダを立てると打つタイミングがない安全の加護を抜いて、部族除去である激しい恐怖を入れるのもいいと思います。