赤単バーンの解説記事です。
サンプルデッキ
2 エンバレス城 (ELD) 239
14 山 (KLR) 298
2 反逆の先導者、チャンドラ (KLR) 117
2 義賊 (ELD) 138
4 ラムナプの遺跡 (AKR) 326
4 ショック (ANB) 84
4 ギトゥの溶岩走り (DAR) 127
4 遁走する蒸気族 (GRN) 115
4 舞台照らし (RNA) 107
4 損魂魔道士 (AKR) 175
2 地揺すりのケンラ (AKR) 152
1 マグマの媒介者 (ZNR) 148
4 稲妻の一撃 (M19) 152
4 ヴィーアシーノの紅蓮術師 (M19) 166
4 魔術師の稲妻 (DAR) 152
1 棘平原の危険 (ZNR) 166
サイドボード
2 砕骨の巨人 (ELD) 115
2 削剥 (AKR) 136
2 暴れ回るフェロキドン (XLN) 154
1 反逆の先導者、チャンドラ (KLR) 117
2 丸焼き (M20) 140
2 ゴブリンの廃墟飛ばし (ZEN) 127
2 無頼な扇動者、ティボルト (WAR) 146
2 灰のフェニックス (THB) 148
参考 https://magic.gg//decklists/traditional-historic-ranked-decklists-december-28-2020
どんなデッキ
赤単バーンは、赤の軽量クリーチャーと火力呪文で相手のライフを速やかにゼロにすることを目指すデッキだ。《ヴィーアシーノの紅蓮術師》や《マグマの媒介者》といったウィザードが戦場にいれば《魔術師の稲妻》はたったの1マナで唱えられる。《舞台照らし》や《ラムナプの遺跡》も使って相手のライフを直接攻め続ければ勝利は目前だ。
キーカード
《魔術師の稲妻》
《ラムナプの遺跡》(画像は英語)
《損魂魔道士》
プレイング方法・戦略など
基本的には軽量クリーチャーを先に展開し、火力でバックアップする形となる。相手の初期ライフは20点だが、ヒストリックには《草生した墓》などの2点ダメージを受けてアンタップインする土地(通称:ショックランド)の存在から、実際はもう少し少なくて済む場合も多い。
果敢を持っている《損魂魔道士》は手札が潤沢なうちに展開できるのが理想で、インスタントタイミングで《ショック》などの火力呪文を唱えれば相手のダメージ計算を狂わせることができる。《遁走する蒸気族》は赤の呪文を唱えるたびにカウンターを乗せられ、カウンターを3つ取り除けば3マナを生み出せる。《遁走する蒸気族》で攻撃後、カウンターを取り除いて《舞台照らし》につなげられれば、追放したカードをすべて使いきることも難しくないだそう。手札を使い切っても《ラムナプの遺跡》を生け贄に最後の数点を削りきろう。
赤単バーンは相手のライフをまっすぐ攻めるデッキだが、プレイングはなかなか難しい。相手に除去されても損失が少なくなるようどのクリーチャーから展開するか、火力呪文をプレイヤーに打つべきか相手クリーチャーに打つべきかなど、常に選択を迫られる。デッキに残っているカードを意識し、相手のライフをうまくゼロにできるよう立ち回ろう。
キープ基準
小型クリーチャーと火力呪文がある手札をキープする。土地を多く引きすぎるのが負け筋なので、土地は2枚程度でキープしたい。
キープ手札の一例 《損魂魔道士》《遁走する蒸気族》《舞台照らし》《魔術師の稲妻》《ショック》《山》《山》
このデッキの弱点
相手のライフ20点を削りきることを目的としているため、ライフゲインカードがつらい。環境に存在する《自然の怒りのタイタン、ウーロ》は向かい風で、複数回ライフゲインされると相手の盤面が整ってしまい、ライフを削りきれないだろう。
また、絆魂持ちのクリーチャーを使ったオーラ系のデッキや《太陽冠のヘリオッド》を使った白いライフゲインデッキは天敵。