グルールアグロのデッキ解説記事です。
サンプルデッキ
4 炎樹族の使者 (GTC) 216
2 運命の神、クローティス (THB) 220
4 ラノワールのエルフ (M19) 314
4 集合した中隊 (AKR) 186
4 岩山被りの小道 (ZNR) 261
5 森 (KLR) 300
3 山 (KLR) 298
2 ラムナプの遺跡 (AKR) 326
4 踏み鳴らされる地 (RNA) 259
4 砕骨の巨人 (ELD) 115
2 終わりなき踊りのガリア (THB) 217
4 グルールの呪文砕き (RNA) 179
2 カザンドゥのマンモス (ZNR) 189
4 生皮収集家 (GRN) 141
2 探索する獣 (ELD) 171
4 通電の喧嘩屋 (KLR) 213
3 エンバレスの宝剣 (ELD) 120
3 髑髏砕きの一撃 (ZNR) 161
サイドボード
3 削剥 (AKR) 136
2 墓掘りの檻 (M20) 227
2 漁る軟泥 (M21) 204
2 燃えがら蔦 (RNA) 161
2 長老ガーガロス (M21) 179
4 暴れ回るフェロキドン (XLN) 154
どんなデッキ
グルールアグロは、グルールカラー(赤緑)の優秀なクリーチャーで相手を殴り倒すデッキだ。以前は一時停止カードだった《炎樹族の使者》などから素早くクリーチャーを展開し、《エンパレスの宝剣》を装備させればあっという間に相手のライフはゼロだ。
キーカード
《炎樹族の使者》
《エンパレスの宝剣》
《集合した中隊》(画像は英語)
プレイング方法・戦略など
基本はマナカーブに沿って優秀なクリーチャーを順番に展開し速攻を狙う。1T目《ラノワールのエルフ》によるマナ加速から、2T目に3マナクリーチャーを出すor1マナクリーチャーと2マナクリーチャーを展開するのが理想。《炎樹族の使者》を挟めばさらにクリーチャーを展開できる。
ヒストリック環境に存在する全体除去《神の怒り》や《絶滅の契機》などを相手が持っている恐れがある場合は、撃たれても攻めを継続できるように無理して展開せず、手札に温存するなど適切に判断しよう。全体除去されても、インスタントタイミングでクリーチャーを複数展開できる《集合した中隊》でクリーチャーを再展開し、粘り強く戦うことができる。
《エンパレスの宝剣》は基本的に相手がブロッククリーチャーを指定した後のタイミングで唱えたい。相手のダメージ計算を大きく狂わせることができる。ただし、インスタントタイミングの除去には注意。
サンプルデッキでは、《運命の神、クローシス》が採用されている。このカードはコントロールデッキ相手には継続的なダメージソースとして活躍する上、《自然の怒りのタイタン、ウーロ》を処理するなど墓地対策にもなる。デッキにある時はクリーチャー・カードなので《集合した中隊》から場に出すことができるが、船上では信心を達成していない間はクリーチャーではないため注意。
キープ基準
マナカーブの頂点は4マナなので、初期手札は土地2、3枚でキープしたい。それ以外のカードはマナカーブに沿って展開できるクリーチャーであることが理想。土地が4枚以上であればマリガンを考える。裏面が土地であるカード《カザンドゥのマンモス/カザンドゥの谷》などは土地が不足していれば土地としてカウントしよう。
このデッキの弱点
クリーチャーを主体としたデッキなので、《神の怒り》や《絶滅の契機》などの全体除去を苦手とする。それらを擁するコントロールデッキ相手には、サイドボーディング後は《解き放たれた者、ガラク》や《運命の神、クローシス》などクリーチャー除去を躱せるカードを追加して対処する。
また、相手への妨害手段が乏しいため、コンボデッキ相手には単純な速度勝負となってしまう。そのため、クリーチャー・アーティファクトを対処できる《削剝》やコンボ対策となる《墓堀の檻》などをサイドボードに用意している。