ディミーアローグのデッキ解説記事です。
サンプルデッキ
1 夢の巣のルールス (IKO) 226
デッキ
4 渦まく知識 (STA) 13
3 沼 (STX) 371
4 マーフォークの風泥棒 (ZNR) 70
3 致命的な一押し (KLR) 84
3 島 (STX) 369
4 コジレックの審問 (STA) 31
4 盗賊ギルドの処罰者 (M21) 125
1 思考囲い (AKR) 127
4 記憶の欠落 (STA) 16
4 湖での水難 (ELD) 188
4 水没した地下墓地 (XLN) 253
4 空飛ぶ思考盗み (ZNR) 236
1 アガディームの覚醒 (ZNR) 90
4 物語への没入 (ELD) 50
1 ロークスワイン城 (ELD) 241
4 清水の小道 (ZNR) 260
4 湿った墓 (GRN) 259
4 寓話の小道 (ELD) 244
サイドボード
1 塵へのしがみつき (THB) 87
2 墓掘りの檻 (M20) 227
2 霊気の疾風 (M20) 42
1 暴君の嘲笑 (WAR) 225
1 夢の巣のルールス (IKO) 226
2 否認 (STA) 18
2 大群への給餌 (ZNR) 102
2 神秘の論争 (ELD) 58
2 激しい恐怖 (KHM) 82
どんなデッキ
ディミーアローグは、青黒(ディミーアカラー)で構成されたデッキだ。《盗賊ギルドの処罰者》や《空飛ぶ思考盗み》といったならず者(ローグ)クリーチャーを中心としたデッキで、相手のライブラリーを切削しながらダメージを与えていく。ならず者クリーチャーの多くが瞬速持ちのため、除去や打ち消し呪文と合わせてほとんどインスタントタイミングで動くことができる。インスタントタイミングで相手を翻弄しながらライブラリーとライフを刻んでいこう。
キーカード
《盗賊ギルドの処罰者》
《空飛ぶ思考盗み》
《湖での水難》
プレイング方法・戦略など
ディミーアローグで採用されている《盗賊ギルドの処罰者》や《空飛ぶ思考盗み》は、相手の墓地が8枚以上になればサイズの修正を受け、相手に与えるダメージが大きくなる。そのスペックはスタンダードだけでなくヒストリックでも通用するほどで、それらをヒストリック特有の軽量な呪文でバックアップしていくことがこのデッキの基本戦略である。
ヒストリックでは《思考囲い》や《コジレックの審問》といった強力な手札破壊呪文が使えるため、相手の手札の脅威を落とし、隙を見てクロックを展開しよう。《思考囲い》はライフ2点を要求し、《コジレックの審問》はマナ総量3以下と制限がある。この2種類の採用枚数はメタゲームに応じて調整していきたい。
《湖での水難》は打ち消しにも除去にもなる強力なカードで、ある程度相手のライブラリを切削すれば2マナでほとんどのカードに対処できる。同じマナコストにロード能力持ちの《空飛ぶ思考盗み》があるのも追い風で、インスタントタイミングで相手のダメージ計算を狂わせることができる。青黒のマナを構えていれば、相手はどちらのカードを持っているか悩むことになるだろう。また、《記憶の欠落》は相手のデッキを切削できるディミーアローグではほぼ完全な打ち消しとして機能する。適切に切削できなくとも1ターンしのげるため、その間に《渦まく知識》などで回答を引けることも多い。手札破壊や打ち消し呪文で相手のプランを狂わせ、ダメージレースを優位に進めていきたい。
《致命的な一押し》は1マナの除去呪文で、紛争を達成すればマナ総量が4以下のクリーチャーを処理できる。《空飛ぶ思考盗み》の能力の起動や《寓話の小道》の能力起動で紛争を能動的に達成できるので、状況をきちんと把握して使っていきたい。《寓話の小道》は《渦まく知識》との組み合わせで手札・デッキトップをリフレッシュできるので、上手く使いこなそう。
基本的にディミーアローグは相手と攻撃し合ってダメージレースで勝つデッキだが、相手の動きによってクロックを優先するか盤面掌握を優先するか適切に判断しよう。《物語への没入》や《夢の巣、ルールス》でリソースを回復すれば、消耗戦になっても勝ち切ることができる。
キープ基準
クロックを刻みつつ妨害していきたいため、妨害呪文のみ、クリーチャーのみといった手札は基本的にマリガンする。手札破壊はできるだけ早い段階に使いたいので、キープ基準となる。
このデッキの弱点
相手の墓地の枚数を参照するため、《死の飢えのタイタン、クロクサ》などの脱出持ちのクリーチャーを苦手としている。また、能動的に相手の墓地を肥やしてしまうので、《孤光のフェニックス》を要するイゼットフェニックスを相手にする際は墓地対策を用意したい。