バント天使のデッキ解説記事です。
サンプルデッキ
3 無私の救助犬 (M21) 36
4 神聖なる泉 (RNA) 251
2 魂の管理人 (M10) 34
1 呪文貫き (XLN) 81
2 氷河の城砦 (XLN) 255
4 若年の戦乙女 (KHM) 382
4 翼の司教 (M20) 8
1 帰寂からの帰還 (M20) 9
2 傑士の神、レーデイン (KHM) 21
4 正義の戦乙女 (KHM) 24
4 輝かしい天使 (M19) 34
4 スカイクレイブの亡霊 (ZNR) 39
3 海門の擁護者、リンヴァーラ (ZNR) 226
4 集合した中隊 (AKR) 186
4 連門の小道 (KHM) 260
2 灌漑農地 (AKR) 304
4 枝重なる小道 (ZNR) 258
4 陽花弁の木立ち (XLN) 257
4 寺院の庭 (GRN) 258
サイドボード
1 呪文貫き (XLN) 81
3 不可解な終焉 (RIX) 1
2 安らかなる眠り (AKR) 33
1 霊気の疾風 (M20) 42
2 軽蔑的な一撃 (KHM) 54
3 拘留代理人 (RNA) 165
2 静寂の守り手、リンヴァーラ (JMP) 119
1 黎明をもたらす者ライラ (DAR) 26
どんなデッキ
バント天使は、バントカラー(白青緑)で構成されたデッキだ。デッキ名の通り、《若年の戦乙女》や《正義の戦乙女》など天使クリーチャーを中心に構成されている。天使はほとんどが白のカードだが、《海門の擁護者、リンヴァーラ》と打消し呪文のために青を、《集合した中隊》のために緑をタッチしている。優秀な天使の軍団で相手を昇天させよう。
キーカード
《正義の戦乙女》
《海門の擁護者、リンヴァーラ》
《集合した中隊》(画像は英語)
プレイング方法・戦略など
基本はマナカーブに沿って優秀なクリーチャーを順番に展開していき、《輝かしい天使》のトークン生成や《正義の戦乙女》の修正能力によって盤面を制圧するのがこのデッキの基本プランである。《輝かしい天使》の能力によって生成されるトークンは4/4飛行・警戒と非常に優れており、この能力を繰り返し使えるよう《翼の司教》や《正義の戦乙女》など天使が場に出たときにライフを得るカードが多く採用されている。ライフを得る手段が多いため、アグロデッキには強い特徴がある。
クリーチャーデッキの弱点として大量の除去があるが、このデッキでは《無私の救助犬》や《海門の擁護者、リンヴァーラ》によってある程度の耐性がある。盤面に応じて守るべきクリーチャーが変わるが、基本は3マナのクリーチャーを守ることが多い。
《集合した中隊》はインスタントタイミングで複数のクリーチャーを展開でき、優秀な3マナ天使クリーチャーを擁するこのデッキとの相性はよい。《正義の天使》が場にいる時に《輝かしい天使》含む2体のクリーチャーを展開できれば、さらに4/4飛行・警戒も場に出るため大きく優位を得られるだろう。
アドバンテージの獲得手段が多くはないため、無理な展開は禁物。《正義の戦乙女》の修正能力を目当てに展開したクリーチャーがまとめて除去されると目も当てられない。相手のデッキを考えみて柔軟にプレイすることを心掛けたい。
キープ基準
マナカーブの頂点は4マナだが、3マナのカードが多いので土地3枚程度でキープしたい。それ以外のカードはマナカーブに沿って展開できるクリーチャーであることが理想で、1、2マナのカードがない場合はマリガンを推奨する。
このデッキの弱点
クリーチャーを主体としたデッキなので、《神の怒り》や《絶滅の契機》などの全体除去を苦手とする。《神の怒り》は《海門の擁護者、リンヴァーラ》で対処できるが、追放除去である《絶滅の契機》には無力なため注意。それらを擁するコントロールデッキ相手には、追加の打消し呪文などで対策したい。
相手のパーマネントに対しては《スカイスクレイブの亡霊》やサイドボードの《拘留代理人》などで柔軟に対処できるものの、どちらもソーサリータイミングが基本となるので注意。