ボロスリアニメイト(スタンダード)のデッキ解説記事です。
サンプルデッキ
4 聖域の番人
3 ヴェロマカス・ロアホールド
4 ドラゴンの火
1 払拭の斬撃
4 身震いする発見
1 天使火の覚醒
1 ドゥームスカール
4 報復招来
4 エメリアの呼び声
2 ポータブル・ホール
4 永岩城の修繕
4 鏡割りの寓話
3 放浪皇
6 平地
1 山
4 針縁の小道
4 怒静の交錯
4 日没の道
1 皇国の地、永岩城
1 ジェトミアの庭
サイドボード
2 払拭の斬撃
1 天使火の覚醒
2 ドゥームスカール
2 ポータブル・ホール
3 勢団の銀行破り
2 未認可霊柩車
3 監禁の円環
どんなデッキ
ボロスリアニメイトはボロスカラー(赤白)のデッキだ。《報復将来》をつかって墓地の《ヴェロマカス・ロアホールド》を場に出すコンボを狙うデッキだ。ロアホールドシュートとも呼ばれる。《身震いする発見》を使うことでカードを墓地に送り、《報復招来》で9/9となった《ヴェロマカス・ロアホールド》で《エメリアの呼び声》を唱えて相手を倒そう。
キーカード
《報復招来》
《ヴェロマカス・ロアホールド》
《身震いする発見》
プレイング方法・戦略など
《ヴェロマカス・ロアホールド》は攻撃するたび、ライブラリーの一番上から7枚見て、自身のパワー以下のインスタント・ソーサリー呪文をマナ・コストを支払うことなく唱えることができる効果を持っている。速攻・警戒・5/5と強力な効果を持っているが、7マナとコストが重たいのがネックであり、スタンダート環境でそのまま使うのは難しい。
このデッキは《ヴェロマカス・ロアホールド》を5マナの《報復招来》で墓地から早期に場に出すことで、上記の問題の解決を狙ったデッキとなる。《報復招来》の効果で+1/+1カウンターをのせることができるので、《ヴェロマカス・ロアホールド》のサイズは9/9というサイズとなり、9マナ以下のインスタント・ソーサリー呪文をマナ・コストを支払うことなく唱えることが可能だ。《ヴェロマカス・ロアホールド》から唱えるのは7マナの《エメリアの呼び声》で、2体の4/4飛行持ちの天使・戦士・トークンを場に出すことができることに加え、自身のクリーチャーに破壊不能を付与できる。また、《エメリアの呼び声》は序盤は土地としてプレイでき、デッキの動きを妨げにくいのもメリット。《ヴェロマカス・ロアホールド》は警戒持ちなので、環境でよくみかける《放浪皇》の除去能力の対象にならず、2体の天使も場に出るので、コンボが決まれば速やかに勝負を終わらせられるだろう。
《報復招来》で吊り上げる候補は《ヴェロマカス・ロアホールド》に次いで《聖域の番人》が候補となる。6マナ5/5飛行に加えて、2つの盾カウンターにより2回まで破壊やダメージを防ぎ、誘発能力まで利用できればアドバンテージを更に稼げる。《報復招来》で載せた+1/+1カウンターを利用できるので本デッキとは相性が良い。
墓地にカードを送るカードは、《鏡割りの寓話》と《身震いする発見》。これらのカードはコンボパーツを墓地に送るとともに、《報復招来》を探してドローするのにも役立つ。《鏡割りの寓話》から生まれるゴブリン・シャーマン・トークンから宝物・トークンを生成してマナ加速もすることができる。
《報復招来》の色マナ要求が多いため、デッキは2色で白いカードが多め。平地をサーチする《永岩城の修繕》や、強力なプレインズウォーカー《放浪皇》といったカードが脇を固める。
キープ基準
《報復招来》を唱えるため土地5枚まではスムーズに並べたいので、土地は3枚以上でキープしたい。それ以外は《報復招来》があるのが理想で、ゲームプランがたてやすくなる。《ヴェロマカス・ロアホールド》や《聖域の番人》が複数ある場合はマリガンを検討してもよいが、《鏡割りの寓話》や《身震いする発見》といった手札交換カードがあれば大きな問題にはならないだろう。
このデッキの弱点
デッキの性質上、墓地対策や打ち消し呪文に弱い。コンボが決まらなくとも、ロングゲームになれば上記のクリーチャーを手札から唱えるチャンスが出てくるため、相手によってはいたずらにコンボを始動しないように注意。